IDOLY PRIDE VENUS STAGE 2023"未来"
先日のライブお疲れ様でした。非常に良いライブであり、満足度がとても高く感想を残しておきたいと思い、筆を取りました。
曲単位での感想を書くのが苦手なので、ライブ構成とセトリの意図といったところを中心に触れていきます。
ライブ構成について
ユニット曲の間にデュオ曲やソロ曲、番外ユニット曲を挟むという構成としては普通ですが、ストーリーパートが挟まっているのが「メディアミックスプロジェクト」らしさが出ていてとても良いアイデアだと思いました。
マカロンドーナッツのパートに心から感謝しています。芽衣ちゃん大好きなので。
アンコールのストーリーパートも本当に良くて、今回のライブの意図(後述)が伝わってきて「未来」という意味を持った素晴らしいアンコールだと思いましたね。
あとサニピ。東京編ラストのアレは卑怯です。あんなん泣くに決まってますやん…
サニーピースといえばやはり「努力」と「笑顔」なんだよなあ…
EVERYDAY SUNNYDAYのMVにもあるように元々自信がない、不安がある子たちなんですよね。その不安や苦しさを乗り越えてパワーに変える、そんなサニピらしさがとても伝わってくるGOD SONGなんですよね。
セトリの意図
特にソロ曲の話ですね。「未来模様」「もういいよ」です。
歌詞からわかるのは、琴乃とさくらの「未来」の話になるんですよ。ライブタイトルの伏線回収ですね。
「未来模様」について。この曲はまさに星見に入る前の琴乃(誰にも頼らない、自分の力だけで姉にいるところに届きたい、姉の代わりとなりたい)に対する星見で成長した琴乃のアンサーソングです。(あくまでも個人の解釈です)
過去から未来へと、その成長を歌詞に乗せて届ける。長瀬麻奈に囚われた長瀬琴乃はもういない、そんなことを感じさせてくれる曲です。
アニメでも描写されていますが、「長瀬麻奈」はIDOLY PRIDEにおける大きな1つのテーマでもありました。アニメ劇中では琴乃は「長瀬麻奈」に囚われないことをそのアンサーとしてLizNoirの神崎莉央に話しています。その背景にはもちろん月のテンペストがいるわけです。
未来模様の歌詞にも月のテンペストのことと捉えることができる表現があり、これからの長瀬琴乃、これからのIDOLY PRIDEに対するアンサーと言えるでしょう。
長くなりましたが、つまり「琴乃、成長したな…(泣)」ということです。後方腕組み彼氏面牧野になってます。
「もういいよ」について。歌詞を見たらなんとなくわかると思いますが、川咲さくらと長瀬麻奈のお別れの曲です。これもアニメ版のストーリーの追体験みたいなもんですね。普通に泣いちゃいます。
元々、長瀬麻奈の心臓と長瀬麻奈の再来と言える歌声が川咲さくらのターニングポイントであり、アイドルとなるきっかけでした。(アニメでは完全に明示はされてないですが)
そんなさくらはアニメ劇中で自分の声で歌うと宣言します。長瀬麻奈の再来川咲さくらではなく、サニーピースの川咲さくらとして。
そんなお別れの歌を最後の大トリの見せ場として夜の部で披露したのは星見プロ、IDOLY PRIDEの「未来」は長瀬麻奈にとらわれない、自分たちの声と歌で頂点を目指すということを意識しているのでしょう。
もういいよの歌詞を見るたびに私は涙が止まりません。まともに歌詞見れん。
最後にアンコール。これも自分の中では「長瀬麻奈」へ向けた最後の別れの歌としての二曲だなあと感じました。
「長瀬麻奈」を受け継ぎ、新しい時代を切り開いていく、それが「未来」というタイトルのアンサーなのではないでしょうか。
ある意味1つの終わりを迎えたIDOLY PRIDE。
次回の幕張も絶対に両日参加するつもりです。今から既に楽しみです。